耐震補強工事事業

ディスクシアキー

ディスクシアキーとは

ディスクシアキーとは、既存躯体コンクリートと耐震壁もしくは鉄骨ブレース等の耐震補強部材を接続する接合方法の一種。

振動や騒音が問題となる場合や、十分な埋め込み深さの確保が難しいSRC造建築物・コンクリート強度の低い建築物など、従来の工法では円滑な耐震補強工事が難しいのに対し、このディスクシアキー工法では、コンクリートの強度が基準に満たない場合であっても高いせん断耐力と剛性を発揮し、低振動・低騒音での施工が可能です。

そのため建物の一部を使用した状態でも工事が可能となり工期・コストを削減します。

ディスクシアキーとは

ディスクシアキーの特徴

ディスクシアキーの特徴
  • ・1本当たりのせん断耐力は在来のアンカー工法に比べ約4~6倍の高い接合性
  • ・打設数量を減らしコストを削減
  • ・湿式コアドリル”を採用するため低騒音、低粉塵、無粉塵
  • ・既存躯体の目荒し不要
  • ・強度が9.0N/mm2以上の普通コンクリートに適用可能
  • ・強度が13.5N/mm2以上の軽量コンクリートに適用可能
  • ・かぶり寸法の少ないSRC造建物に適用可能
  • ・学校・病院・ホテルなど騒音に敏感な工事に最適

ディスクシアキーは一般的なあと施工アンカーボルトに比べコンクリート面に対する支圧面積が広く、大きな支圧応力が得られます。

これによりディスクシアキー1本当たりのせん断耐力は在来のアンカー工法に比べ約4~6倍の高い耐力と剛性を発揮します。その結果施工数量が減り工事費用を削減します。

またスタッドや割裂防止筋などの関連部材の収まりも良く、打設数が減ることのより振動・騒音の発生回数も少なくなり、効率性の高い施工が行えます。

※ディスクシアキーのせん断耐力は既存躯体コンクリート強度に比例し異なります。

大きな支持応力、高い耐力と剛性

主な適用範囲

補強架構の位置

構面内(内側補強)

補強加工の種類

【鉄骨枠付き補強架構】

・鉄骨枠付き耐震補強架構

・鉄骨枠付き制震補強架構

既存建築物の構造形式

RC造およびSRC造

コンクリートの種類

普通コンクリート/軽量コンクリート

コンクリートの強度

【普通コンクリート】

1平方ミリメートル当たり9.0N(9.0N/mm2)以上

【【軽量コンクリート】

1平方ミリメートル当たり13.5N(13.5N/mm2 )以上

ディスクシアキーは既存架構の構面内(内側補強)に、耐震補強架構(鉄骨ブレース)、制震補強架構(油圧ダンパー)を配置する工法時に適用する他、補強壁にディスクシアキーを適用することも可能です。

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