あと施工アンカー工事
あと施工アンカー工事とは
あと施工アンカー工事とは、耐震壁、そで壁等を増設するために既設の躯体コンクリートにドリルで穿孔を行った後、躯体と増設部材を締結固定させるためのアンカーボルトを埋め込む工事を指します。
あと施工アンカー工事では、既存の躯体コンクリートと増設部材との接合面において両者間に均等に荷重が伝わるよう接合されることがポイントです。
これに対して土木・建築コンクリート構造物に固定するアンカーボルトのように、コンクリート打設前にアンカーボルトを所定の位置に設置し、コンクリート打設を行うものを先付けアンカー工事としておりあと施工アンカー工事と大別する。
耐震補強工事においては、鉄骨・RC壁による補強工事、壁・梁・柱に鋼板を用いた補強工事、地中梁の拡大・底盤の増厚・杭の補強や増打ちなどの基礎の補強工事などがあるが、そのいずれもあと施工アンカー工法を用いた工事を行う。
あと施工アンカー工事では、高い品質が求められ資格保有者による施工が義務付けられており、柴田工業ではこれまでに累計で3,300件以上の耐震補強工事を通して培った技術と人材を活かし、困難なご要望にもお応えするあと施工アンカー工事を提供しています。
あと施工アンカー工事の種類・工法
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ディスクシアキー
振動・騒音が少なく、十分な埋め込み深さの確保が難しい場合でも耐震補強材と耐震壁の接合が可能。
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金属系アンカー
アンカーボルト自体が拡張・固着。耐久性・耐食性・耐火性に優れ、建築や交通インフラ一般に使用される。
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接着系アンカー(カプセル型)
1本毎に樹脂・骨材・硬化剤がカプセルに密閉されている為、施工のバラツキが無く、速乾性に優れる。
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接着系アンカー(注入型)
環境に配慮しエポキシ樹脂を主原料にし、高い強度とコストに優れ施工効率に優れた信頼性の高いアンカー。
日本建築あと施工アンカー協会会員
柴田工業では、安全で品質の高いあと施工アンカー工事をおこなうため「一般社団法人日本建築あと施工アンカー協会/Japan Construction Anchor Association(略称:JCAA)」の協会会員になっています。