炭素繊維補修工事
炭素繊維補修工事とは
炭素繊維補修工事は、布状に薄く織られた炭素繊維を作業現場に持ち込み、既存のコンクリートの柱に巻きつけたのち樹脂を塗布することで硬化するため大掛かりな重機も必要なく人力で作業が行えるため小規模な補修工事でも行える手軽な工法です。
炭素繊維は軽く強度も高い上に錆びない特性があり、海岸部等塩害の恐れがあり金属の劣化が懸念される環境下での施工が可能です。
炭素繊維の最大の特徴は比重が1.8と軽く、その上強度を兼ね備えていることで、アルミの2.7、ガラス繊維の2.5に比べても軽く、鉄に至っては7.8もあり炭素繊維はその1/4もありません。
また強度及び弾性に優れ、引張強度を比重で割った比強度は鉄の約10倍、引張弾性率を比重で割った比弾性率は鉄の約7倍あります。
その上に疲労が少なく、化学的・熱的に安定している等様々な特性を有し、厳しい条件下でも特性が長期的に安定した信頼性の高い材料です。
このような特性を生かし、建設年代あるいは鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造等の種別を問わず、様々な建物構造物の補修・耐震補強への適用が可能です。
また騒音・振動も少なく工期も短く既存の設備をそのままにした状態で工事が行えるため、工事に際して引越しをする必要がないのも大きな特徴です。
炭素繊維補修工事の特徴
炭素繊維補修工事の特徴 |
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